第17回日本けん玉協会杯争奪戦・結果報告(速報)
これは速報です。
詳細は日本けん玉協会会員の機関誌『けん玉通信』でご覧ください(日本けん玉協会入会案内)。


日本けん玉協会杯争奪戦(以下、JKA杯)は、全日本けん玉道選手権大会(5月)、もしかめ世界記録挑戦会(12月)と並ぶけん玉の3大タイトルの一つで、1984年に第1回が開催されてから今年で17回目を迎えました。
※これ以外に小学生のみを対象にした文部大臣杯(8月)があります。

この大会は、決められた技を決められた回数行い、合計得点を競うという試合形式から、“実力日本一決定戦(けん玉技術の日本一)”と呼ばれ、けん玉プレーヤーにとって『最高の名誉』とされています。

平成13年1月28日(日)、前日の大雪で交通事情の悪い中にもかかわらず、総勢44名の選手が全国から集合しました。
参加者数が多いところは東京と岡山からそれぞれ14名、大坂から6名と、現在のけん玉勢力図をそのまま表したような参加状況です。

《参加者全員》


大会は、40名を超えたため予備予選が実施されることになりました。予備予選で20位タイの選手までが予選に進出することができます。

予備予選は、予選の選技10種目を1回ずつ合計10点満点で、手元が一つ狂うと命取りになるほどのシビアな試合です。
結果として、10点満点が19名、9点が9名で、あわせて28名が予選出場権を獲得しました。
※あと一人10点満点が出れば、通過者は全員満点という結果になるところでした。

引き続き行われた予選会は、予選選技10種目を3回ずつ合計30点満点で行われ、成功回数の多い選手から順に15名が決勝に進出できます。
今年は過去最高の8名が30点満点、29点が4名、28点が6名でした。決勝戦へはちょうど15名しか出場できないため、まずは28点の6名に対し成功パターンによる順位付けが行われました。その結果、大坂から参加した板倉秀則五段と東谷しのぶ五段、岡山から参加した小林良光五段の3人のうち二人を決勝進出者に選ぶ決定戦が行われました。
小林選手は昨年のJKA杯優勝者、東谷選手は一昨年の全日本優勝者という実力者です。
結果は、小林選手と板倉選手が競り勝ちました。

《決勝進出者15名》


決勝戦は予選得点の低い順に5名ずつが試技を行います。
1組目(Cクラス)で昨年度優勝の小林選手がいきなり48点という高得点を出し、後続のクラスを牽制します。A・Bクラスが不調なら、これで小林選手の2年連続優勝が決まりです。
Bクラスでは東京の田辺宏造五段の46点が最高で、ほぼ小林選手の優勝が見えていた状況でした。しかし、そこはさすがにAクラスにランクされている選手たち、それまでの状況をものともせず淡々と試技を進めていき、東京の田辺大督五段と静岡の大川英一郎五段が49選技目までで48点(ミス1回)と、小林選手の出した記録に並びました。
これで、残り1回の試技を田辺大督選手、大川選手とも成功すれば優勝決定戦にもつれ込むところでしたが、そこは運命のいたずらか、なんと大川選手が無念の失敗となりました。

結果は、田辺大督選手49点で初優勝、大川英一郎選手48点で準優勝、小林良光選手48点で第3位となり、5年ぶりに東京にJKA杯のタイトルが戻ってきた形となりました。
それにしても田辺大督選手の驚異の集中力には、会場から大きな拍手がわき起こっていました。

         《金井会長から優勝杯の授与》       《優勝:田辺大督五段、準優勝:大川英一郎五段》


今年の優勝得点も49点、いつかは達成されるであろう50点満点は、来年以降におあずけになりました。予選から決勝まですべて満点という選手が登場する日も近いことでしょう。

上位15名の成績は、以下のとおりです。


優 勝
たなべ だいすけ
田辺 大督
中3
東京都
49点
(予選30点)
※昨年27位・予選落ち
準優勝
大川英一郎
成人
静岡県
48点
(予選30点)
※昨年17位・予選落ち
3 位
小林 良光
中2
岡山県
48点
(予選28点)
※昨年優勝
4 位
田辺 宏造
高3
東京都
46点
(予選30点)
※昨年7位
5 位
松下 貴宣
高2
岡山県
45点
(予選30点)
※昨年2位
 〃 
渡辺 岳志
中3
東京都
45点
(予選30点)
※昨年5位
7 位
川辺 将仁
中2
大阪府
45点
(予選29点)
※昨年14位
8 位
板倉 秀則
成人
大阪府
45点
(予選28点)
※昨年13位
9 位
中村  厚
成人
長野県
44点
(予選29点)
※昨年6位
 〃 
萩原 寛人
中1
岡山県
44点
(予選29点)
※初出場
11位
野田 雄介
高2
岡山県
42点
(予選30点)
※初出場
 〃 
梅野 晃子
高2
岡山県
42点
(予選30点)
※初出場
13位
千葉 雄司
成人
東京都
41点
(予選30点)
※昨年18位・予選落ち
14位
広木 一洋
学生
山口県
39点
(予選28点)
※昨年41位・予備落ち
15位
高橋 恭平
中1
福岡県
37点
(予選29点)
※初出場

レポートは田辺重雄六段でした。


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